元々、マネージャーだった僕はレースクイーンのゆなと結婚しました。結婚を機にゆなは専業主婦に僕も別の業種に転職したのですが仕事を辞める1番のきっかけは社長・松越の女癖の悪さに耐えかねてでした。そして結婚して3年が経ち、忘れかけていた頃に社長からゆなに連絡がきました。社長の「撮影に欠員が出たからゆなを借りたい」との言葉に不信感しか抱きませんでしたが昔の恩を返したいというゆなを僕は仕方なく見送って…。

妻の夏菜と新居に引っ越した時から僕の悪夢は始まった。隣人は典型的な親のスネかじりで引っ越し当日から玄関先はゴミの山で異臭を漂わせていた。不動産会社でも注意出来ない程で新生活の出鼻を挫かれた僕は怒りが頂点に達し隣人の家に乗り込んだ。気弱そうな男で僕を見てひたすら謝り続けていたが、夏菜を見る目が異常で只ならぬ不気味さを感じていた。それから数日後、異臭騒動が収まった頃、夏菜の様子に違和感を覚えて…。

就職を機に独り暮らしを始めた剛志は、月夜が照らすベランダでYシャツ姿の隣家の人妻・凛花に目を奪われた。それから二人の距離は少しずつ近づいてゆき、旦那の帰りが遅い日は夕食を共にする仲になっていた。そんなある日、隣家から旦那の怒鳴り声が聞こえてきた。心配になった剛志が玄関を開けると、凛花が一人立ち尽くしていた。暫くの間かくまう事になった剛志は、着の身着のまま家出をした凛花にYシャツを貸して…。